2008年1月12日土曜日
古本事情2:ハングルの多さ(日本人と韓国人の読書量比較)
● はるかに多いハングル本。
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古本事情2:ハングルの多さ(日本人と韓国人の読書量比較)
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日本の大きな図書館には「外国図書コーナー」というものがあります。
多くは英文本ですが、それ以外に中国語と韓国語を置いてあるところが多いと思います。 日本に居住している中国人・韓国人が相応にいるということでしょう。
これまでは引け目を感じて使わなかった母国語を、今では自由に表現できるようになり、電車の中などでは中国語・韓国語を耳にすることは当たり前のようになっています。
同じようなことがこちらの図書館にもあります。
「コミニテイ・ランゲージ」といって外国書籍の置いてある一角があります。
市立の図書館は十数か所ですがそのすべてにこのコーナーがあります。
言語は3つで「中国語」「イタリア語」それに「ドイツ語」です。
どこの町にも中華レストランとイタリア・レストランは必ずありますから、いかに居住者が多いかわかります。
中国人の多い他市の図書館では、その半分が中国語の本で埋まっているところもあります。
また、ドイツ人は古くから来ておりますので書物も多いのでしょう。
これら3つの言語の図書は市のライブラリー・セクションが管理しています。
いうなれば「第一外国語図書」といった感じになります。
それ以外の図書、すなわち「第二外国語図書」というのがあります。
私の知る限りではここでは3カ所の図書館にそのコーナーがあります。
だいたい10カ国語ほどです。
ヨーロッパ系では、スペイン語、フランス語、ロシア語、ギリシャ語、ロシア語、ポーランド語などです。アラブ・アジア系ではアラビア語、日本語、韓国語、ヒンデイー語などです。
僅少図書ではタイ語というのが置いてあって見たことがありますが、雑誌がたった1冊でした。
クロアチア語というのもありました。
僅少言語の本は図書館をぐるぐる回るため、時にその言語コーナーがなくなってしまうこともあります。
これらの第二外国語図書は市ではなく州政府のライブラリー・セクションが管理しています。
よって、市内の3カ所を回るだけでなく、他の市、あるいは州の他の図書館にも配送されており、3カ月ぐらいで図書が入れ替わります。
本の後ろに張られているカードをみると、数百キロは離れているであろう街のスタンプが押されています。
以前は、日本語本の一部にシテイ・ライブラリー管理のものがありました。
このときは、市と州の2本立てで本が供給されていたことになります。
これは珍しい形で、他の第二外国語図書にはみられなかったことです。
でも昨今は市管理の本はみかけなくなっています。
ということは、市ではもはや日本語書籍は扱っていないのではないかと思われます。
私は上記3カ所のうちの2カ所で本を借りますが(もう1カ所は数十キロ離れている)、中央図書館にあたる図書館では数冊ほどしかみあたりませんが、他の1カ所では20冊から30冊くらい置かれています。
理由は簡単です。
中央図書館あたりには大学もあり日本の留学生も多く、借り出しが激しいということです。
よって私はもっぱら本のたくさん置かれている図書館を利用させてもらうことになっています。
こちらの方が中央の図書館と比べて家からはるかに近いということもありますが。
といっても15キロはあります。
コーナーの棚をみてみますと、日本語の隣は韓国語になります。
どういうわけだか、日本語の冊数より韓国語の冊数の方が多く、充実しているのです。
1.5倍から2倍のスペースを持っています。
文庫本という日本独特の薄く小さい本が多いということもありますが、これは見た目「ハッツ」とさせられます。
文化的に劣っているのではないかという心理的危惧が喚起されるからです。
私がそう思うのですから、おそらく、これを見た外国人も同じように感じるのではないかと思います。
いや待てよ、もしかしたら日本人より韓国人の方が居住者が多い?、いやそのようなことはありません。
とすると、韓国人の方が「読書をよくする民族」であるか、あるいは「公共図書館制度が充実している」ということになります。
「海外日本語書籍事情」などで検索エンジンをかけても、海外の図書館におかれている日本語図書の事情などは出てきません。
せいぜいのところ「日本語学習」に関する記事が出てくるだけです。
公共図書館で比較してみます。
まず「韓国公共図書館」を検索してみます。
下のホームページをコピーさせてもらいます。
『
○ 図書館に関する調査・研究のページ
カレントアウェアネス(季刊)::1989年発行(本文収録分 CA598~CA641) > CA601 (No.118) - 韓国の図書館統計―公共図書館の絶対数が不足 / 三満照敏 / カレントアウェアネス No.118 1989.06.20
★ http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=15
<<<<<< 韓国の図書館統計 >>>>>>
公共図書館の絶対数不足
────────────
第25回図書館週間(4.12~4.18)を前に,韓国図書館協会が「韓国図書館統計」(88年4月現在)を発表した。
この統計によって,韓国の図書館の現況を見ると以下のようになる。
まず,韓国の図書館総数は6,756館で,この中,大学図書館をはじめとする学校図書館が6,329館(93.6%)を占めている。
公共図書館はわずか「175館」にすぎない。
学校図書館が特定人にのみ開放されるのに比べて,公共図書館はすべての人に開放されるという性格に照してみる時,こうした現状の改善が焦眉の課題だとする指摘は多い。
蔵書数の面でも,学校図書館が459万9000冊を所蔵しているのに比べて,公共図書館は410万3000冊(国立中央図書館と国会図書館は除く)にすぎない。
1館当りの人口数は24万81名,1座席当りの人口数が474名,1人当りの冊数は0.098冊にとどまっている。
一方,他の国の公共図書館の現状を見ると,米国が8456館,4億3948万6000冊,イギリスが2295館,9511万8000冊を保有している(85年,ユネスコ統計)。
1館当りの人口数では,米国2万6928人,イギリス2万4377人,日本8万1058人となり,1人当りの蔵書数も,米国1.93冊,イギリス2.34冊,日本0.8冊となっている。
これらの諸国に比べて韓国の図書館が立ち遅れている理由として,制度面での不備が最も強く指摘されている。勿論,87年には図書館法が改正されたし(国立国会図書館調査局刊『外国の立法』28巻1号または日図協刊『現代の図書館』26巻4号を参照),同法の施行令も88年に改正された。その意味では,法制上はある程度の整備が行われたといえる。
しかし,同法に規定された“図書館発展委員会”の構成や“図書館振興基金”の拡大が,今日にいたるまで実現していない等の問題点をかかえたままである。米国では大統領の諮問機関として“図書館と情報科学に関する全国委員会”が置かれ,イギリス,フランス,デンマーク等では図書館行政を専門に担当する図書館局が常設されている。
この点でも韓国では,文教部(省)の社会教育制度課の一部職員が図書館行政を担当しているのが実情である(日本も同様であるが)。
また予算面でも,89年度文教部予算4兆2000億ウォンの中,公共図書館の建設費は55億ウォン(0.0013%)で極めて冷遇されている状態である。
こうした実情の中で,韓国の図書館がその本来の機能を果してゆくためには イ)図書館専門職(司書)公務員の待遇改善 ロ)中央官庁に図書館行政の専門担当部局設置ハ)“図書館振興基金”の助成拡大や“図書館発展委員会”の構成などが最優先して実現されねばならない,という指摘が多く出されている。
』
これでいくと、韓国の図書館事情が日本より進んでいるとは思えません。
ただ、この統計は1988年で20年前のことで、その後の奇跡的経済発展を考慮すると、格段に進歩したということは考えられる。
同じ項目での次の記事によりますと、2004年4月末現在の統計で公共図書館は「471」館となっている。
ということはこの16年間で2.7倍に増えたことになる。
しかし、急速な発展で抱える問題も大きいようである。
この著者から見た、日本の図書館への感想が最後に述べられていますのでこれもタイピングしておきます。
『
○ 韓国における図書館事情
2004年9月6日 韓国における図書館事情. 曺 在順(ジョ ジェスン). 韓国 国立中央図書館.
★ http://www.jla.or.jp/kenshu/resume2004-2/14.jo.pdf
<<<<<< 韓国の図書館統計 >>>>>>
韓国図書館の概要(2004年4月末現在)
──────────────────
国立 2
公共 471
大学 405
学校 10,561
専門 562
<略>
日本の図書館について
────────────
日本滞在6年以上の間、近くにある東京の小さな公共図書館はもちろん、北は青森や秋田、南は沖縄にいたるまで、さまざまな地域の公共図書館をめぐることができた。
直接的な利用あるいは見学から、日本の公共図書館サービスに対し、次のような優れた点に非常に強い印象を受けた。
これらは韓国の公共図書館で提供しているサービスより優秀な点ともいえる。
1).障害者サービス
2).多文化サービス
3).児童・ヤングアダルトサービス
4).地域資料サービス
5).整ったネットワークシステムと相互協力
6).専門性を高めようとする図書館員の努力
7).本のリサイクル
8).友の会
9).図書館員の親切さ等
』
日本の公共図書館のデータはというと下記で検索できます。
それによると、日本の公共図書館は2003年4月現在で「2,735館」である。
その内訳は都道府県立63館、市町村立2,668館、広域図書館4館となる。
5年前のデータですが、大概は変化ないと思います。
『
○ 日本の公共図書館
★ http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houkoku/06082211/013.pdf
』
韓国の人口は先日、5千万人を超えました。
日本の人口は1億2780万人。韓国に約2.5倍である。
人口比でいくと韓国の図書館は日本の半分弱ということになる。
その結果、単純に言うと日本より韓国の図書館が進歩しているとは見られない。
なのにどうしてコーナーのハングル書籍が日本語本より多いのであろうか。
とすると韓国人の方が読書をよくする民族であるということになる。
だが、日本国内の年間の書籍発行部数からして、その読書量が韓国人に劣るとは思えない。
そのことについて検索してみる。
韓国の日刊紙「中央日報 2006.12.16」によると、読書量は日本と韓国は「似た水準」であり、雑誌の読書量が異なるということです。
『
★ http://www.japanese.joins.com/article/article.php?aid=82813&servcode=400§code=400&p_no=&comment_
中央日報:韓国成人の読書量、年間11.9冊 2006.12.16
─────────────────────────────
韓国の成人は本を年間11.9冊、平均すると1カ月に1冊の本を読んでいることが分かった。
これは1996年(9.1冊)、2004年(11冊)よりも多く、この10年間では最高水準。
しかし本を全く読まない「非読書者」の比率は「23.7%」で、2004年に比べて0.4ポイント増えた。
すなわち、本を読む人だけがたくさん読んでいるということだ。
国立中央図書館が韓国出版研究所に依頼して9月の1カ月間、満18歳以上の成人1000人と小中高生3000人を対象に実施した「2006年国民読書実態調査」の結果だ。
読書量は日本人と似た水準だが、雑誌読書量は成人の場合、日本人(2冊)が韓国人(0.5冊)の4倍、高校生は10倍(日本2.9冊、韓国0.3冊)と、格差が大きかった。
読書量は増えたが本を購入する量はむしろ減っている。
成人の「最近3カ月間の図書・雑誌購入量」は2年前(3.3冊)を大きく下回る「2.1」冊だった。
』
日本と韓国の読書量は「似た水準」という。
日本人の読書量のそこそこを雑誌が占めており、それに対して韓国人の場合は一般本がほぼ全体を占めているということになる。
年間1冊の本も読まない人を「非読書者」というようであるが、それが韓国では「23.7%」とある。
日本でも相応の数はいるだろうと思われるが、雑誌をまるで読まない人は少ない。
氾濫する週刊誌をめくるくらいは誰でもやっている。
「活字は追うが本は読まない」となると雑誌が取り扱つかわれていない図書館では相対的にハングルのスペースが大きくなってくることは理解できる。
このあたりを調べてみる。
まず、「似た水準」のバックデータを検索してみる。
これがよくわからない。
私のほかにも同じ疑問を提示していた方がいた。
『
○ 図書館かわらばん
★ http://www.ibkawara.seesaa.net/archives/200612-1.html
<<<<<< 図書館かわらばん 2006.12.17 >>>>>>
韓国成人の読書量、年間11.9冊
日本人も年間読書量は同じようなものと記事には書かれていますが、検索すると20冊とか50冊とか出てきます。
日本人の読書量はどれくらいなのでしょうか。
』
この問いに対する答えは表示されていない。
日本の調査では下記の2つが見つかった。
『
○ 国語に関する世論調査 ★ http://www.commakagi.ne.jp/tosyokan/kokugo/161230%20bunka.htm
<<<<<< 国語に関する世論調査 >>>>>>
「国語に関する世論調査」:文化庁
────────────────
調査対象: 全国16歳以上の男女3.000人
調査時期: 平成14年(2002年)
調査方法: 個別面接調査
回収結果: 有効回収数( 率)2,200(73.3 % )
調査不能数( 率) 800(26.7 % )
問:1ヶ月の読書量
─────────
全く読まない 38 %
~10冊 58 %
~20冊 3 %
21冊~ 1 %
』
「1カ月、全く読まない」という人が「38%」いる。
10冊以下の人が58%。
月に10冊の本というのは、結構な負担である。
1カ月で1冊~10冊という分類はほとんど調査をする意味をなさない。
「社会調査の何たるかをほとんど理解していない」、としか思えない。
1カ月の調査分類としては「読まない」「2冊以下」「5冊以下」「9冊以下」「それ以上」程度にはすべきであろう。
読売新聞(2005年10月28日版)の調査はより詳しい。
読みやすいように構成を変えてまとめてみる。
『
★ http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20051028bk01.htm
読売新聞社:本社世論調査
──────────────────────
27日から始まった「読書週間」を前に、読売新聞社が行った全国世論調査で、国民の「本離れ」が定着化の傾向を示す一方で、読書で「満足」した人が9割に達し、人生観に影響を受けた人も6割を占めた。
IT(情報技術)時代にあって、若者を中心にインターネットによる本の購入が増える傾向もみられる。
価値観の多様化や環境の変化を受け、読書の世界もいろいろと変わりつつあるようだ。
調査データをもとに、読書に対する国民意識を分析した。
調査方法
─────
・調査日=2005年10月
・対象者=全国の有権者3,000人(250地点、層化2段無作為抽出法)
・実施方法=個別訪問面接聴取法
・有効回収数=1,796人(回収率59.9%)
・回答者内訳=男46%、女54%
▽20歳代12%、30歳代15%、40歳代17%、50歳代22%、60歳代19%、70歳以上15%
▽大都市(人口30万人以上)40%、中都市(人口10万人以上)23%、それ以下37%
問:1ヶ月の読書量(雑誌を除く)
────────────────
全く読まない 52.0 %
1冊 16.7 %
2冊 13.5 %
3冊 9.0 %
4冊 2.4 %
5冊~9冊 3.9 %
10冊以上 2.5 %
問:読まなかった理由(あれば、いくつでも)
─────────────────────
不要、困らない 46
読まなくても困らない(18.0)
本以外で知識や情報が得られる(16.4)
読むのが嫌い(8.3)
お金をかけたくない(3.0)
時間がなかった 49
読みたい本がなかった 20
その他 23
全く読まない人の過去の割合
────────────────
1985 41 %
1995 50 %
1998 53 %
2002 54 %
2004 50 %
2006 52 %
』
全く読まない人が52%いる。
1カ月まったく読まないのと、1年間まったく読まないとでは単純比較ができないが、妥当な根拠で比較してみる。
読まなかった理由は複数回答なので、百分比に直すと「不要、困らない」は35%になる。
つまり、1カ月読まない人の35%は1年間読まない人になる可能性は大きい。
この比率は18%(0.52*0.35)になる。
残りの65%のうち、どの程度が1年間読まない層になりうるかであるが、1/4程度と推定すると8%ほどになる。
合わせると「26%」が1年間まったく読まない人に分類されそうである。
とすれば韓国の「非読書者」の比率と「23.7%」とほとんど同じになる。
「日本人の非読書者層=26%」
「韓国人の非読書者層=24%」
また、この調査の「1ヶ月の読書量」を使って年間の読書量を計算してみる。
5冊~9冊は平均の7冊とし、10冊以上は10冊とする。
月10冊とは年間120冊になる。
これだけ読むというのは相当な努力を強いられる。
式は 「冊数×パーセンテージ×12カ月」 を合計したものである。
これによると16冊という数字が出てくる。
「日本人の読書量=年間16冊」
「韓国人の読書量=年間12冊」
この数値では「似た水準」と言っても不都合にはならない。
どうも日本人の読書量は本人が思うほどに決して高くはないようである。
実際、私自身を振り返ってみても、日本では本を読んでいるヒマなどなく、せいぜいのところ読み飛ばし可能なスパイもの、ハードボイルドもの、SFものあたりが主であったように思う。 新聞雑誌などで活字は追っているが、構えて本を読むというのは少ないのではないだろうか。
「非読書者層」の比較からみると、コミュニテイ・ランゲージで日本語本がハングル本よりスペースが小さいのは、なんとなく分かるような気もしてくるのだが。
韓国では上等な中古本を大量に集めて、安価な船便で州政府のライブラリー・セクションに寄贈でもしているのであろうか。
最後に韓国日刊紙の「朝鮮日報(2005/06/28版)」より。
『
★ http://www.chosunonline.com/article/20050628000050
朝鮮日報:「韓国人の読書時間1週間に3.1時間 世界最下位」
─────────────────────────────────────────
韓国人の活字媒体の読書時間が世界最下位であることが分かった。
米ニューヨークにある市場調査機関「NOPワールド」の調査によれば、本と新聞、雑誌など活字媒体を読む時間が、韓国人は1週間に平均3.1時間と、調査対象の30か国中、最下位にとどまったとBBC電子版が27日伝えた。
1週間あたりの活字媒体読書時間の1位はインド(10.7時間)で、韓国より3倍以上も多く、米国(5.7時間)より2倍余多かった。
次に、タイ(9.4時間)、中国(8.0)、フィリピン(7.6)、エジプト(7.5)の順だった。
一方、日本(29位/4.1時間)、台湾(28位/5.0)、ブラジル(27位/5.2)などの国民は読書時間が極めて少なかった。
世界平均は6.5時間だった。
今回の調査は昨年12月から今年2月まで、全世界30か国で13歳以上3万人を対象に、個別面接調査を通じて行われた。
』
まとめるとこうなる。
読書時間:世界ワーストランキング(世界平均6.5時間) ───────────────────────────
1位 韓国 3.1 時間
2位 日本 4.1 時間
3位 台湾 5.0 時間
4位 ブラジル 5.2 時間
世界平均が「6.5時間」ということは、日本人と韓国人は「世界で最も本を読まない民 族」ということである。
これによると、ちまたで言われている日本人が韓国人より十分読書量が多いというのは「マユツバ」に近い、ということになります。
確かに、そうでないと、あのハングルコナーの本の多さは理解できない。
人口比からいって、ハングル本の多さは日本語本の比ではない。
日本人がすこぶる読書をするというのは、「ほとんど妄想」であり、根拠のない「あこがれの神話」だということになる。
日本人が本をよく読む民族だというのいうのは、日本人の「勝手な思い込み」のようである。
つづきは、それならば少しでも日本語本を増やそうと、手持ちの本を寄付したのだが、です。
<つづく>
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