2008年1月7日月曜日
遺伝子組み換え食品
遺伝子組み換え食品
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昨年、もっともドラマチックだった話題は万能細胞(iPS)の作製でしょう。
米科学誌サイエンスは2007年の科学研究成果トップ10を発表し、1位は人間の遺伝子が個人ごとにわずかに異なる遺伝的な多様性の研究の進展であった。
そして第2位が京都大学の山中伸弥教授らが世界で初めて成功した人間の万能細胞(iPS細胞)の作製。
受精卵を壊して作る万能細胞(ES細胞)に比べ倫理面での問題が少なく、米科学誌サイエンスは「科学的にみても、政治的な面でも革新的な成果だ」と評価した、という。
どちらも遺伝子がらみです。
以前に「特命リサーチ 200X」で、再生医学についての放送がありました。
記憶によれば、出産時に胎児の「ヘソの緒」を「遺伝子バンク」に預けておくと、後年に障害が起こったとき、このヘソの緒から取り出した「未分化細胞」を使って、その部分を正常形態に再生させることができるというものでした。
バイオテクノロジーは間違いなく一歩一歩進歩しているということでしょう。
遺伝子組み換え食品についての電子網を見てみます。
「遺伝子組換え食品」で検索するとgoogleで35,000件という恐るべき検索数が表示されます。
専門的知識もない人間がとてもいい加減な「ふらりモード」で対応できる問題ではないようですが、新しい感動を得るために「さわり」だけでも検索してみます。
そのトップに出てくるのが「厚生労働省:遺伝子組換え食品ホームページ」。
★ http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/
さすがに、目次だけでもめちゃくちゃ大きい。
その3番目にあるのが「遺伝子組換え食品Q&A」。
「遺伝子組換え食品とは何か、人の健康への影響はないのか、厚生労働省ではどのようにして安全性の確認をしているのかなど、様々な疑問にお答えします」とある。その目次をリストします。
<<<<<< ③.遺伝子組換え食品Q&A :読み飛ばし可 >>>>>>
<目次>
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A]. 組換えDNA技術の知識~基礎編
A-1:「バイオテクノロジー」とはどういったものですか
A-2: DNAや遺伝子とはどのようなものですか。
A-3:遺伝子組換え技術(組換えDNA技術)とはどのような技術ですか。
A-4:遺伝子組換え技術と従来の品種改良との違いを教えてください。
A-5:遺伝子組換え技術はどのような食品に応用されていますか。
A-6:遺伝子組換え技術を応用して、組換え体そのものを食べない食品添加物を作る場合とは、どのようなものですか。
B].バイオテクノロジーの知識~応用編
B-1:除草剤に枯れない仕組みとはどのようなものですか。
B-2:雄性不稔性(ゆうせいふねんせい)、稔性回復性(ねんせいかいふくせい)とはどのような性質ですか。
C]. 遺伝子組換え食品の安全性審査の手続き
C-1:今までに安全性審査を経た遺伝子組み換え食品を教えてください。
C-2:遺伝子組換え食品の安全性審査はどのような手続きで行われるのですか。
C-3:遺伝子組換え食品の安全性審査はどのように行われるのですか。
C-4:申請業者が作成した資料のみに基づいて審査を行っても大丈夫なのですか。
C-5:遺伝子組換え食品の安全性評価基準は新しくなったのですか。
C-6:安全性審査を受けずに遺伝子組換え食品を国内で販売することはできるのですか。
C-7:安全性審査が適切になされていないと判断した場合には、厚生労働省はどのような措置を取るのですか。
D]. 遺伝子組換え食品の安全性
D-1:「生産物が既存のものと同等と見なし得る」「実質的同等性」とは、どういうことですか。
D-2:安全性評価のポイントは何ですか?
D-3:遺伝子組換え食品がアレルギーを引き起こすかどうかについては、どのような確認がされているのですか。
D-4:遺伝子組換え食品でアレルギーを起こした例があると聞きましたが、本当ですか。
D-5:毎日食べる食品に用いられる遺伝子組換え食品は、高い安全性を確保する必要がありますが、長期の毒性試験(慢性毒性試験)を行っていないのはなぜですか。
D-6:作物中に新たな有害物質が作られることはありませんか。
D-7:作物に含まれる既存の有害物質の量が増えることはありませんか。
D-8:害虫抵抗性の遺伝子組換え食品には、害虫を殺す蛋白質が入っていると聞きましたが、ヒトが食べても問題はないのですか。
D-9:英国で遺伝子組換えのジャガイモをラットに食べさせたところ、免疫力の低下が見られたという報告があったそうですが、本当ですか。(パズタイ博士の報告)
D-10:在来植物など、環境への影響はないのですか。
D-11:抗生物質耐性マーカー遺伝子が入っている作物があると聞きましたが、挿入された遺伝子についてはどのようなことが評価されるのですか。
D-12:大腸菌由来の遺伝子が用いられていると聞きましたが、病原性大腸菌O(オー)157のような病原性はないのですか。
D-13:害虫抵抗性のBtトウモロコシの花粉で目的とする害虫以外の昆虫が死んだという報告があったそうですが、本当ですか。
D-14:トリプトファン事件の経緯やその後の経過、原因(遺伝子組換えであったことによるものなのか)などについて教えてください。
D-15:食品安全委員会が新しい安全性評価基準を決定しましたが、薬事・食品衛生審議会において審査された遺伝子組換え食品は見直す必要があるのですか。
D-16: 本年5月以降、安全性未審査の遺伝子組換えじゃがいもが混入していたスナック菓子が発見されていますが、調査結果を教えて下さい。
D-17: 遺伝子組換え大豆を食べたラットから生まれたラットで死亡率の上昇や成長阻害が見られたという報告があると聞きましたが、その事実関係を教えてください。
E]. 諸外国の状況
E-1:諸外国での規制の状況はどのようになっているのですか。
E-2:EUでは新たな遺伝子組換え食品の承認を凍結していますが、なぜですか。
F]. 情報公開
F-1:安全性審査に用いた資料等については公開されているのですか。
G]. 行政の取り組み、その他
G-1:国は安全性確保のために、モニタリング検査(抜き取り検査)をすべきではないでしょうか。
G-2:国として、安全性確保のためにどのような研究を行っているのですか。
◆厚生科学研究成果データベース
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<<<<<< 〆〆〆〆〆 >>>>>>
とりあえずその回答を読んでいきますと遺伝子組み換え食品のアウトラインを知ることができます。
でも少しわかりにくい。
基本的知識すなわち質問できるほどの知識を持っているということが前提となりますから、これはいたしかたないことです(最後にある◆データベースに入り、そのうちの[厚生労働科学研究成果データベース:平成9~18年度 ]を選択したところ「平成17年5月9日から[360,800]人目です」という区切りのいい数字が出てきました。利用されているのですね)。
そこで、もう少しやさしい知識を探します。
いつも利用させてもらっているWikipedia。
「遺伝子組み換え(遺伝子工学)」ならびに「遺伝子組み換え食品」で検索してみます。
なを、Wikipediaによると「反対派」は「遺伝子組み換え」と表記し、官公庁では法的専門用語として「遺伝子組換え」と表記しているようです。
ここでは「いでんしくみかえ」を漢字変換したときに出る「遺伝子組み換え」をそのまま使っています(賛成・反対の意味ではありません)。
まとめるとこうなります。
『
体などの形を作るための情報が蓄えられた化学物質を「DNA」と呼び、正式には「デオキシリボ核酸」という。
DNAは4つ(A,G,C,T)の単位の組み合わせによって作られている。
体はタンパク質によって構成されており、このタンパク質はDNA上の配列(4単位の組み合わせ)の仕方よって決定される。
』
つまりこの配列を組み替えることによって「体を構成しているタンパク質に変更を加える」ことができる。
これが遺伝子操作、遺伝子組み換え、あるいはバイオテクノロジーというわけです。
とするとどういうことがおこるか。
環境の変化に強い食品が生まれる、人体に有害な食品が生まれる、などなど。
<<<<<< Wikipedia >>>>>>
現在、遺伝子組換え食品の分類としては、第1,2世代までに関して、ほぼ以下のように受け取られている。
しかし、まだ、第3世代に関しては確たる定説はない。
・第1世代・・除草剤耐性、病害虫耐性、貯蔵性増大、など
・第2世代・・成分改変食品で消費者の利益が強調されたもの。
・第3世代・・過酷な環境でも成育できたり、収量が高かったりするような作物か?
<略>
現在、いわゆる第2世代の組換え食品として最も有望なものに「ゴールデンライス」ある。
ビタミン-Aの欠乏は多くの発展途上国において乳幼児の深刻な問題になっている。
その解決策としてビタミン-Aの前駆体であるβ-カロチンを内胚乳に含有するゴールデンライス開発された。
β-カロチンを含有するため精米された米が黄色を呈するためにゴールデンライスと命名された。
ゴールデンライス自体を主食としてもビタミン-Aの必要量を満たさないと非難する考えが遺伝子組換え食品反対派にあった。
しかし、2005年には、新たにゴールデンライス 2」が発表され、これだけでビタミン-Aの必要量がまかなえるようになった。
これはカロチン生合成系遺伝子としてゴールデンライスで用いられていたスイセン由来のphytoene synthaseのcDNAの代わりにトウモロコシやイネ由来のcDNAを利用することにより達成された(Nature Biotechnology 2005 Apr;23(4):482-7)。
<略>
「アメリカ」
米国産作物の半分以上は遺伝子組み換え作物だ。
大豆は100%、トウモロコシは約70%である。
「中 国」
2006年時点ではほとんど綿花だが、基礎食品である「米」の開発に力を入れており、商業栽培もマジかな状況となっている。
「日 本」
環境への懸念から規制している。
北海道・新潟県など10都道府県では実質的に禁止されている。
そのため、技術開発が進まない状況となっている。
<略>
○ 食品としての安全性
* 従来考えられないほどの短い期間で新品種の開発が行われる。
* 従来はありえなかった「種の壁を越えた」品種開発が可能である。
などを根拠に安全性を保障する実績がないとして忌避する意見も根強い。
しかし、従来の非遺伝子組み換え作物であっても100%の安全性証明がなされているわけではなく、暗黙のうちに「危険性」が許容されている。
また、「種の壁」は一般に信じられているほど強固なものではなく、遺伝子の水平伝播や雑種形成も知られていることなどを考えるべきで、組み換え作物だけを問題視するのは公正とはいえない。
組み換え作物の安全性については「実質的同等性」の概念に基づいた議論が重要である。
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「遺伝子組み換え食品」のホームページは前にも書きましたが、山のようにあります。
それだけ関心が高いテーマだということでしょう。
2,3をリストしておきます。
○ 遺伝子組み換え食品とは
★ http://www.id.yamagata-u.ac.jp/EPC/15mirai/01kumikae/kumikae.html
-----------これは山形大学のサイトで基本情報が豊かです。
○ 本当はどうなの?遺伝子組み換え食品
★ http://www.fsic.co.jp/bio/
-----------ひじょうにわかりやすいです。
○ 遺伝子組み換え食品いらないホームページ
★ http://www.no-gmo.org/
-----------「いらない」派のホームページ
私は実をいうと遺伝子組み換え食品などには興味がありませんでした。
それを検索する気になったのは、下のホームページを読んだからです。
○ All in One! ネイチャーランド トップ
★ http://www.h5.dion.ne.jp/~allinone/natureland/index.html
目次を上げてみます。
○ 宇宙研究室
○ バイオ研究室
○ 環境研究室
○ その他の話題
このバイオ研究室にあるのが「パンドラの弁当箱がひらくとき ―希望か悪夢か、遺伝子組換え農作物―」です。
「序章 前書き」の一部をコピーさせていただきます。
<<<<<< パンドラの弁当箱がひらくとき >>>>>>
科学雑誌『nature』の書評で紹介されていた、遺伝子組換え作物に関する本、『Pandora's Picnic Basket (Alan McHughen 著)』を読んでみようという気になったのは、遺伝子組換え作物がどうして悪いのか知りたかったからです。
当時の私は、まあ世の中がこれほど騒ぐのだから、よほど危険なものに違いないだろうと、漠然と感じていたくらいでした。
しかしいろいろと調べてみるうちに、ちょっと変だぞと思い始めました。
インターネットの検索エンジンに「遺伝子組換え作物」と入れて、出てきたページを片っ端から見てみてもいいです。
大型書店の生物系学術書売り場に行って、タイトルに「遺伝子組換え」とある本を何冊かパラパラ見てみてもいいです。
内容が二種類あることに気づくと思います。
「遺伝子組換えは危険だ、何としてもやめさせなければ」
「遺伝子組換えは可能性を秘めた技術だ、研究を続けなければ」
読み比べると、情報が錯綜していて、つじつまが合いません。
同じことについて書かれているはずなのに、なぜここまで違うのか不思議になるくらいです。
<略>
なぜ遺伝子組換え作物はこれほどまでに嫌われているのでしょうか。
嫌われているにもかかわらず、開発が進められているのはなぜなのでしょうか。
このあたりの矛盾を検証し、相互理解の糸口を探ってみたいと試みたのがこのレポートです。
<<<<<< 〆〆〆〆〆 >>>>>>
このレポートはデイスプレイで読むには相当大部です。
私はプリントアウトして読ませてもらいました。
勉強になりました。
それで「インターネットの検索エンジンに「遺伝子組換え作物」と入れて、出てきたページを片っ端から見てみて」みようと思ったわけです。
でもあまりの多さに絶句。
とりあえず、努力だけを残そうと思ってこれを書いた次第です。
なを、目次にありますようにこの「ネイチャーランド」には科学雑誌「Nature」の記事が管理人さんの訳文で載っています。
面白いです。
その全部をプリントアウトして読みました。
一読をお奨めします。
小学校の頃、学校で日本の人口は8千万台と学びました。
中学だったかある授業のとき、先生が「今日、日本の人口は1億人を超えました」と話した。
1億人という数値がいかなる大きさを表すかは、そのころはまるで想像もできませんでした。
確かマリリン・モンローの出ていたテレビ映画の題名は「百万長者と結婚する法」でした。
百万円というのはその頃ではとてつもない額のお金です。
ですから数値としての1億というのは、ほとんど想像の外にあるものでした。
「億」を身近な数字にしたのは「3億円事件」。
テレビの「ザ・ガードマン」にでてくる強奪される金額は1千万円が上限でしたが、この東芝の事件があってから、内容が一気に億単位に変わってしまいました。
この事件によってはじめて「億」というのが実感としてつかめるようになりました。
また、同じく小学校で社会の時間に学んだものに「稲作の北限」というのがありました。
地図の津軽海峡に線が引いてあって、先生は「稲はこの線を越えられない、青森までで北海道に渡ることができない」と教えられました。
急速に増大する人口に対応するためには、耕地面積を増やさないといけない、でないと日本は深刻な食糧不足に陥ってしまう。
そこでその対策の一つとして八郎潟を埋め立てて、ここを緑の耕地にするという事業があり、教科書にその八郎潟の干拓写真が載っていました。
ところがです。
農業試験場で「寒冷地仕様の稲」が開発され、あっというまに海峡を超え、北海道はお米の産地になってしまったのです。
あのだだっ広い大地です。
大規模機械化農業で、効率のよい収穫ができます。
また集約的に植えることができる稲、実が多く持ちのよい稲など次々開発され、あれよあれよという間に「米余り」状態になってしまいました。
今は1億2千8百万人弱。半世紀で4千万人も増えました。
それでもお米が余っているのです。
北海道という大地に稲が植えられることができるようになったためです。
未来に希望を託し、燃える情熱で土を運び込んだ八郎潟は減反政策の憂き目を見て、いらぬお荷物と化してしまいました。
なんという不調和。
「科学は海峡を飛び越えていく」。
八郎潟という干潟をそのまま残しておいたらどんないすばらしかっただろう、と思うのは今から勝手に過去を振り返るだけの感慨。
そのころ、国民の食料が底をつき、生か死か、といった状況になったときどうする、といった切羽詰ったものであったということです。
戦後の食料事情を知る連中には、「飯を食う」とはあらゆるものに優先する課題でした。
小学校の頃は麦飯でした。
純「米」の飯が日本国民のすべてで食べられるようになったのは、北海道で稲作ができるようになってからだと思います。
米と麦を一緒に炊くと軽い麦は上に浮いてきて、米と麦に層ができる。これをかき混ぜて食べる。
正直いって、麦はパサパサでまずい。
しかし、そうしなければ食べるものがない。
私は都会で生まれ育ちました。
確かに貧しい層に属していましたが、そこそこそういう層がいたものです。
日本中どこでも麦飯は当たり前だったのではないでしょうか。
実際、高校に入って友達の家で出されたご飯も麦飯でした。
そのころ、もう我が家は「ギンシャリ」でした。
これは食べられませんでした。
飲み込んでしまいました。
つまり、そのころまでも麦飯があった、ということです。
現在の人口は66億人。
近い将来80億人を超えるという。
それを支えるのは「米」。
食事文化には2つある。
農耕文化のものと畜産文化のものとである。
我々はお米が主で、おかずに肉である。
欧米はパンが主食で、おかずに肉だと我々は思っている。
これは間違っている。
肉が主食で、パンは副食である。
肉で腹を満たし、エネルギーとしている。
肉が十分供給されるところでは、パンは味も素っ気もなくまずい。
パンの味を向上させようとは誰も思わない。
そんなことは無意味に近い。
肉の供給がおぼつかないところではじめてパンに味がつく。
肉の代用である。
マックの製品は肉が主である。
パンははさむための添え物にすぎない。
畜産文化では牛の放牧地が必要である。
人口は農地の広さでは決まらない。
育てられる牛の数で決まる。
牛の数を増やさない限り、人口も増加しない。
だが、簡単に牛の数を増やすことはできない。
よってヨーロッパでは極端な人口増加は見込まれない。
人口数は「牛数」の従属変数である。
「はじめに牛ありき」である。
牛がいて、はじめて人が生活できる。
農耕文化では稲作の北限を押し上げるような種々の改良をほどこす事によって耕地が広げられる。
そして、もっとも栄養バランスのいい穀物が米である。
日本の発電の3割は原子力。
他はほとんど石油発電。
昨年の日本鉱業連盟の発表では、現在生産中の石油は2050年頃に枯渇するという。
その間に新たに発掘される油田は30年分だろうと予想されるという。
ということは2080年には石油は枯渇の様相を呈してくるということになる。
ガソリン価格は高騰している。
埋蔵残量からして一時の安値はあっても高値で推移していくだろうと見込まれる。
もし枯渇したとき、あるいは発電にまわせないほど高値になったときどうなる。
そのエネルギーは今のところ原子力を除いて見つかっていない。
それが見つかるまでは危険だが、原子力にたよるしかない。
遺伝子組み換え食品もそういうもののようである。
危険かもしれないが、食べざるを得ない。
家畜の餌はアメリカ物が大半である。
それは遺伝子組み換え農産物である。
それを食べたヒヨコのブロイラー、ニワトリの肉を食べたときはどうなる。
狂牛病の餌になる骨粉がその病に犯されているのと同じである。
危険と思われても食べるしかない。
食べたくなくても食べているかも知れない。
自分だけいい子になって、増え続ける人口の飢餓に知らん顔を決め込むわけにもいかない。
不味くても麦飯を食わなければならない。
危険でも組み替え食品を食わねばならぬこともある。
その危険はできるだけおだやかにして欲しいものである。
安全を確保し、適正に管理されることを望むしかない。
原子力と同じである。
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